Classes

音楽科目

01

ソルフェージュ必須

Solfège

ソルフェージュは、音楽家として自立するために欠かせない基礎を養う科目です。音符を正しく読むだけでなく、楽譜から曲の構造や形式、和声の流れを読み取り、音楽をより深く理解する力を育てます。
授業では「聴音」と「新曲視唱」を中心に学びます。聴音では、メロディーを聞き取る単旋律聴音、二つの旋律を同時に聞き分ける対位二声聴音、和音の進行を感じ取る和声聴音の3種類に取り組みます。レベルに応じて工夫を凝らした課題を用意し、少しずつステップアップできるようになっています。
新曲視唱では、初めて見る楽譜を正確に読み取り、歌や演奏で表現する力を磨きます。さらに、課題を分析することで、楽譜と実際の音楽がどのようにつながっているかを実感します。
また、音楽理論で培ったコードネームや和声の知識を活かし、旋律にコードを付けて歌ったり、コードが付記された旋律に自分で伴奏形を工夫して演奏したりする実践的な学びも行います。理論を「知識」として終わらせず、実際の音楽表現へつなげることを大切にしています。ソルフェージュを通じて身につけるのは、「音を読む力」だけではありません。音楽を理解し、自分の言葉で表現するための確かな土台を築くことが、この科目の大きな目的です。

02

音楽理論必須

Music Theory

音楽理論の授業では、演奏や創作に直結する知識と技術を段階的に学びます。コードネームの知識を身につけ、即興的な演奏技術を経験しながら、メロディーに適切な和音を付けるための理論を学習します。また、和声法では機能和声を学び、各声部ごとの音の動きに注目しながら、音楽の仕組みや規則を体系的に理解していきます。
3年生になると、コードネームや和声の知識を活かして自ら作品を創作することが課題となり、学んできた理論を実践へと結びつけます。さらに、オーケストレーション、作曲、編曲、ジャズ奏法などの中から、自身の希望に応じた分野を選択して学ぶことができます。
本校の音楽理論の学びは、演奏家としての表現力を高めるだけでなく、作曲・編曲家としての可能性を広げる大きなきっかけとなります。幅広く音楽の世界で活躍できる力を養うことを目指しています。

03

1年生 伴奏法選択

First-Year Accompaniment

伴奏法の学びは、まず基本となる「歌」から始まります。声楽とのアンサンブルを通じて、歌い手の呼吸やフレーズの流れを感じ取り、メロディとのバランスや和声の変化を理解しながら、二人で一つの音楽を作り上げる力を養います。伴奏者として必要な感受性や柔軟な表現力を培うことが、この授業の大きな目的です。
また、この授業はソルフェージュや音楽理論とも深くつながっています。譜面を正しく読み取り、和声やコードの仕組みを理解することで、伴奏が単なる「伴う演奏」ではなく、音楽を支え、豊かに彩る表現へと発展していきます。
授業は二つのクラスに分かれて行われ、最終的には両方の教員から指導を受けることで、多角的な視点から伴奏の基礎を身につけます。教材には、日本歌曲やイタリア古典歌曲を中心に取り上げ、特にイタリア古典歌曲では、正しい発音に慣れることも重要な課題の一つです。

04

オーケストラ選択

Orchestra

仲間と一緒に演奏するアンサンブルでは、正しいピッチや奏法が自然と身につくだけでなく、多彩な音楽表現を学ぶことができます。互いの音を感じ取り、呼吸を合わせて一つの音楽を作り上げる喜びは、演奏する楽しさを何倍にもしてくれます。
一人ひとりが主体となり、自分の音を響かせながら仲間と調和させる経験は、協調性や社会性も育みます。音楽を通して得られる達成感や充実感は、演奏者としての成長を実感させ、次の演奏への意欲を自然に引き出します。

05

室内楽選択

Chamber Music

ピアノ、弦楽器、管楽器、打楽器、ハープ、クラシックギターなど、多様な楽器によるアンサンブルを通して、協調性や連携力を学びます。各楽器の特性や音色の違いを理解することで、音楽の多様性を体験し、幅広い表現力を身につけることができます。
授業は学年をまたいで行われ、上級生や下級生と声を掛け合いながら演奏を作り上げる機会もあります。こうした経験は、単に技術を身につけるだけでなく、仲間と意見を交換しながら音楽を創り上げる喜びや達成感を実感する貴重な機会となります。また、自ら進んで声を掛け、演奏に参加しようとする姿勢が自然と育まれ、授業の枠を超えて主体的に音楽に関わる力につながります。

06

声楽演習選択

Vocal Performance Workshop

声楽演習では、モーツァルトの『魔笛』と『フィガロの結婚』を隔年で上演します。生徒たちは演技や歌唱だけでなく、オペラの演出や舞台裏の準備にも積極的に参加し、舞台全体を運営するための広い視野と実践的なスキルを身につけます。こうした経験を通じて、生徒同士の深い絆や信頼も育まれます。
また、声楽専攻以外の生徒もこの授業を履修でき、他専攻の生徒にとっても貴重な学びの場となります。生徒自身が主体となって練習計画を立て、自分たちで考えたアイデアをまとめて教員とコミュニケーションを取りながら、舞台を一から創り上げる経験は、音楽家としてだけでなく、人としての成長にもつながります。

一般科目

01

国語表現基礎必須

Basic Japanese Expression

国語表現の授業では、実社会の課題や身近な話題をもとにテーマを設定し、多様な立場を想定しながら情報を収集・整理します。自らの考えを的確に伝える力を養うことで、演奏の背景にある物語を読み解いたり、聴衆とのコミュニケーション力を高めたりと、音楽活動に役立つ力が身につきます。

02

公共必須

Public Life and Ethics

公共の授業では「日経電子版 for Education」を活用し、生徒が毎時間、自分の関心に合わせて記事を選び、要約や読後の気づきを発表します。こうした活動を通じて、授業で得た知識が社会の中でどのように応用され、課題解決のためにどのような試行錯誤が行われているのかを考える力を養っています。

03

数学Ⅰ必須

Mathematics I

数学Ⅰでは、基礎的な数学の知識を身につけ、基本的な技能の習熟を図ります。また、筋道立てて考える論理的な思考力を育てます。さらに、数学を通して自分で学ぶ“学びの習慣”を身につけてもらいます。「音楽ができる人は数学もできる」をモットーに、音楽的な感性と数学的な思考が互いに響き合う学びを大切にしながら授業を行っています。

04

科学と人間生活必須

Science and Human Life

科学と人間生活では、生徒が日常生活や社会に関わる自然や科学技術について正しく理解し、興味・関心を高められるよう学習しています。また、将来音楽家として社会で活躍することを見据え、自分のパフォーマンスを最大限に発揮するために必要なことを科学の視点から考察し、批判的思考力を養います。こうした学びを通じて、実生活や社会とのつながりを意識し、音楽活動とも関連づけながら深く探究しています。

05

論理表現Ⅰ 必須

Logic and Expression I

論理表現Ⅰでは、外国語で思考・判断・表現する機会を増やすことを目指し、音楽に関連する題材を取り入れて興味を引き、身近な事柄と結びつけながら学習を進めています。伝えたい内容を整理することで、英語で話したり書いたりする意欲が高まり、基礎力が養われ、アウトプットする力が育まれていきます。同時に、失敗を恐れない姿勢を育てることにも力を入れています。

06

英語コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ必須

English Communicatiion Ⅰ Ⅱ Ⅲ

ネイティブ講師と日本人講師のもと、習熟度別の少人数クラスで英語の「聞く・読む・話す(やり取り・発表)・書く」の4技能5領域をバランスよく学びます。英語で自己を表現する力を育て、ペアワークやグループディスカッションを通して自信を高めます。英語を音楽のように“もう一つの自己表現の手段”として身につけ、将来につながる確かなコミュニケーション力を育成することがねらいです。